2019.03.14
今日は竹垣の施工です。
本業は板金屋ですが、これまでエクステリア工事の経験と知識を活かして、S様邸にて竹垣の改修工事を行います。
竹垣のっていいですよね。なんか落ち着きます。
竹垣には、大きく分けて二つの種類があります。
本物の竹を使用しているものと、そうでないものとあります。
料亭や旅館などでは、本竹を用いて施工しているものもありますが、最近では、樹脂製のものが多くなています。
本竹は、なんといっても風合いがいいですよね。
本物ならではの味です。
しかし、大きな欠点がありまして、竹は経年変化で、木材と同じように黒く変色してしまいます。
それも、味なのですが、変色後に腐食が進みます。
当社では、木材の長期保護(経年変化抑制)塗料で施工しておりますが(施工事例や他のブログをご覧になってください)、竹に関しては、施工方法の研究が追いついていません。
先日も、お世話になっている設計の先生から、お寺の竹垣を変色しないように保護できないか、検討依頼をいただきましたが、竹の素性を研究しそれに合う塗料の手配は、簡単にはいきませんでした。
話が道を外れましたね。
腐食した時には、危険性が伴います。
外部から見えないように竹垣やフェンスは施工しますが、境界から外にものが出ないようにとか、人が落ちないようにする役目も持っています。
今回のS様邸は、腐食が進み、竹垣の下の部分が抜け落ち、週末に来られるお孫さんに危険が及ぶ恐れもありました。
そこで、メンテナンスがしやすく、変色しにくい樹脂製のものを選択され、施工させていただくことになりました。
古くなった竹の撤去は、重労働では無いと踏んでいましたが、いやいやこれがなかなか大変でした。
なにせ、本数が非常に多かったです。
帰りの車の荷台は天井まで竹で埋まりました。
あとは、あたら樹脂製の竹を用意して、現状の柱に合わせてカットし施工していきます。
1列で100本近くの竹が、13列あります。
社員と合わせて3人でなんとか頑張っていきます。
完成です。
こんな風に出来上がりました。
いかがでしょうか?
お施主様にも大変喜んでいただき、こちらも嬉しかったです。
なんといっても、ちゃんと納まってよかったです。
なぜかというとですね、元々のアルミの柱が、非常にぐらついていたので、そのまま施工してしまいますと、寸法はあっているのに、ズレ落ちちゃうんです。
なんとも惨劇のようになりますので、アルミの柱を固定し、列の幅を調整しながら、綺麗に仕上がりました。
S様、ありがとうございました。
何かありましたら、いつでも駆けつけます。
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